金ETFを「買い」から入るチャンスとは?
金ETFを「買い」から入るタイミングとしては、次のケースが考えられます。
■円高から円安に移行するとき
⇒ 金(ゴールド)の現物取引は、ドル建てで行われているので、ドルに対して円が安くなれば、金(ゴールド)のドル建て価格は相対的に高くなります。
■NY株式市場や米国債から投資資金が逃避するとき
⇒ こういうケースでは、とりあえず資金の逃避先として金(ゴールド)が用いられます。この際は、ニューヨークダウが本格的に暴落するまでの間、「買い」だけでなく「売り」のチャンスもあります。
■日本の政府系ファンドが組成されたとき
⇒ 日本でも政府系ファンドが検討されていますが、これが構築されると組み入れやすい金ETFが運用手段として取り上げられる可能性が高いといえます。
日本の政府系ファンドとは?
現在、日本政府によって検討されている政府系ファンドというのは、農林中金のファンドマネージャーが政府に呼ばれて話し合いをしているといった段階のようです。
また、その規模は、外貨準備金などを原資として、50兆円から100兆円といわれています。
なお、かつての日本の年金基金の運用では、生命保険会社などの機関投資家に丸投げされたために、生命保険会社が自社の保険契約を有利にするために大企業に投資をしていたという批判がありましたから、今度の政府系ファンドでは、そういったやり方とは異なる運用方針を検討しているのではないかと思われます。 |