投資資金がドルから金(ゴールド)に逃避するとき
投資資金がニューヨーク株式市場や米国債から逃げるときには、そのドルの投資資金が金(ゴールド)に流入する場合があります。
具体的には、例えば、欧米の金融機関に信用不安が広がって、ニューヨークダウが下落し始める際には「買い」を検討し、短期的な信用不安が解消されたと市場が反応し始めた際には「売り」を検討するというようなケースです。
このようなケースでは、おそらく、ニューヨークダウが暴落する前に、何度か信用不安の広がりとその対策による解消が繰り返されると思われます。
これは、すなわち、ニューヨークダウが本格的に暴落するまでに、金ETFの「買い」のみならず、「売り」のチャンスもあるということです。
政府系ファンドの構築は金ETF「買い」?
現在、政府系ファンド(SWF:Sovereign Wealth Fund)は、世界経済に大きな影響を与えているといわれていますが、この政府系ファンドの設立は日本でも検討されているようです。
政府系ファンドが構築されるときというのは、商品そのものよりも、ファンドに組み入れやすくなっている金ETFが運用手段のひとつとして取り上げられる可能性が高いと思われます。
よって、政府系ファンドが組成されたら「買い」のチャンスが到来、組み込みが始まったら「売り」のチャンスが到来したと考えることができます。 |