大阪証券取引所の「金価格連動型上場投資信託」の仕組みは?
大阪証券取引所の金ETFの場合は、外国籍の投資銀行が発行した金価格連動発行有価証券を、日本の大手証券会社が委託者となって、投資信託を設定し、金価格連動発行有価証券を組み入れて証券取引所に上場しています。
なので、この大阪証券取引所の「金価格連動型上場投資信託」は、直接、金(ゴールド)には直接投資をしない仕組みになっています。
つまり、あくまでも投資銀行が発行した、金価格に連動する目的を持って発行された有価証券に対して投資をしているということです。
よって、発行体(投資銀行など)の信用力と、発行体(投資銀行など)による金(ゴールド)に対する保有、信託保全などの裏付けがないかぎり、発行有価証券に対する信憑性はないということになります。
ちなみに、現在の金ETFは、投資信託の委託先、すなわち販売元である大手証券会社(or その傘下の投資信託設定会社)が、有価証券を発行した発行体が信用に値するものとして取り扱われているのが実情です。
世界の証券取引所の金ETFにはどのよう銘柄があるの?
世界の上場金ETFには、次のような銘柄があります。
取引開始日 |
名称 |
上場取引所名 |
2003年3月31日 |
Gold Bullion Securities |
オーストラリア証券取引所 |
2003年12月9日 |
Gold Bullion Securities |
ロンドン証券取引所 |
2004年11月2日 |
New Gold Debentures |
ヨハネスブルグ証券取引所 |
2004年11月18日 |
Streettracks Gold Shares |
ニューヨーク証券取引所 |
2005年1月28日 |
iShares COMEX Gold Trust |
アメリカン証券取引所 |
2006年8月 |
(SPDR Gold Shares) |
メキシコ証券取引所 |
2006年10月11日 |
Streettracks Gold Shares |
シンガポール証券取引所 |
2007年8月10日 |
金価格連動型上場投資信託 |
大阪証券取引所 |
2008年6月30日 |
SPDR ゴールド・シェア受益証券 |
東京証券取引所 |
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