金融商品としての金(ゴールド)とは?
金(ゴールド)には、通貨または金融商品としての側面と、モノ(素材)としての側面があります。
純金に触れた経験のある人であればおわかりになるかもしれませんが、黄金色に輝く金地金には、実物資産として古代から人類を魅了する力が備わっています。
こうしたことから金(ゴールド)には、「センチメンタル・バリュー(心情的価値)」という他の商品にはない価値があるといわれています。
もちろん、このセンチメンタル・バリューを正確に測定することはできませんが、金価格に上乗せされていることは事実だと思われます。
金価格と市場センチメントの関係は?
金価格には、市場センチメントと呼ばれる投資家の心理が大きく働くことがあります。
ちなみに、金市場は、金融市場と比べると市場規模が小さいことから、価格は時に他の商品以上に上下に大きく振れることがあります。
金(ゴールド)の「需給見通し」とは?
「需給見通し」というのは、「金」の需要と供給の見通しを表すものですが、これは、金価格の行き過ぎに歯止めをかける要素になるといわれているものです。
つまり、今後の需要が減りそう、供給が増えそうな見通しであれば、上昇していた金価格は一定のところで頭打ちになるということです。
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