ヘッジファンドの投資手法に変化が見られる?
2009年の金価格急騰の大きな要因の1つとして、年始から3月末にかけてのヘッジファンドなど大口投資家の資金流入があったといわれています。
具体的には、ポールソン・アンド・カンパニーを筆頭とする大手ヘッジファンドのような投機資金によるものです。
とはいえ、これらの大口投資家は、かつてのように巨額の資金を一気に投入して、短期間で利益を上げて引き上げていくという動きは見せませんでした。
実際、これらの大口投資家は、先物市場ではなく、大手金鉱株の大株主になったり、金ETF(上場投資信託)や金鉱株ETFの大量取得によって、幅広く総合的な金(ゴールド)関連のポジションを作り上げていました。
こうした投資手法は、長期とはいえなくとも中期的スタンスで金市場に参入していると解釈できそうです。
また、一般的には「投機資金」とひとくくりにされている資金の中でも、質的な変化が起こっているようです。
ヘッジファンドが金投資を中期的スタンスで行う理由は?
ヘッジファンドが中期的に金市場と向き合っているということは、今後数年間はまだまだ金価格に上昇の余地があると判断しているからにほかなりません。
実際、前述したポールソン・アンド・カンパニーに続いて、多くのヘッジファンドや旧投資系銀行系の自己運用資金(ディーリング)が参入しており、金市場の買い圧力は高まっています。
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