日本の借金総額は?
2010年2月10日に財務省が発表した「国の借金(国債や借入金などの合計)の総額は、871兆5104億円(2009年12月末時点)ということで、過去最大額を更新しました。
これは、2009年9月末と比較すると6兆9878億円も増えており、国民1人当たりおよそ683万円の借金をしていることになります。
それでもなお、新規に発行する国債は増え続けており、2010年度は過去最大の44.3兆円が計画されています。
ちなみに、2010年度をベースにした財務省の試算によりますと、2011年度は51.3兆円、2012年度は52.2兆円、2013年度は55.3兆円となっています。
日本の借金は返すことができるの?
新規に国債を発行して財政支出をする際には、一定の成長率を想定するのですが、前述の試算では、生活実感に近い名目経済成長率が2010年度の0.4%から2013年の2.2%へ伸びていく想定となっています。
つまり、この想定する成長率が達成できれば、借金が返済できるということです。
しかしながら、仮に実際の成長率がプラス成長であっても、一定条件に満たない場合には借金は返済できません。
今後も、国の借金が増える一方で国民が貯蓄を減らす状態が続いていくのであれば、日本の信用は失われますから、やがて国民も日本を見放すようになるのかもしれません。
そのときに、金(ゴールド)を保有していれば、将来の不安に対するヘッジになると思われます。
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