金価格は2011年以降にピークを打つ?
金(ゴールド)が買われる要因としては、2011年にドル安の不安が強まると考えられますので、金価格も2011年以降にピークを打つ可能性が高いと思われます。
とはいえ、株式投資であればPER(株価収益率)という指標がありますが、金(ゴールド)には妥当価格というものがありませんので、どの価格が妥当価格なのかが問題となります。
ちなみに、妥当価格というものがないということは、皆が妥当価格だと思い、それを市場が受け入れれば妥当価格になるということでもあります。
金(ゴールド)の妥当価格は?
金(ゴールド)の妥当価格を探る上では、IMF(国際通貨基金)が放出した「金」を中央銀行が買い取った際の価格が参考になります。
2009年11月下旬に金価格が急騰しましたが、それはインドなどの中央銀行が「金」を購入したからにほかなりません。
つまり、中央銀行が買ったということは、その価格を受け入れたということでもあるわけです。
もそも中央銀行は金相場やドル相場とは無関係に、必要であれば購入するというスタンスではあるのですが、インドの中央銀行は1045ドルという値段を受け入れたわけですから、その1045ドルという金価格は、ある程度の目安にはなるといえそうです。
|