国内の金価格はどのようにして決まるの?
一般に、日本国内において金価格が3,600円台に乗ったなどというときは、金地金の店頭小売価格が用いられます。
この店頭小売価格は、当日の午前9時30分頃の香港やシドニー市場のドル建て価格を参考にして決まります。
具体的には、ドル建てから円建てに換算し、さらに1トロイオンス当たりの値段を1グラム当たりの値段に換算し、地金商などの販売会社の手数料等が上乗せされます。
ニューヨーク市場の金価格は?
例えば「ニューヨーク市場で金価格が高騰」などというニュースで取り上げられる金価格は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)でついた先物取引の値段を指します。
先物取引とは?
先物取引というのは、わかりやすくいうと、将来のある時期に受け渡しするモノ(商品)の値段を、今の時点で決めて取引することをいいます。
この先物取引では、将来どのように動くのかわからないモノの値段を今決めてしまうことから、価格の安定に役立ちます。
なので、金融商品の取引においてはよく利用されています。 |