国際通貨の分類
国際通貨は、次のように分類されることがあります。
■メジャー通貨
⇒ 取引量・取引参加人数の多い通貨
■マイナー通貨
⇒ 取引量・取引参加人数の少ない通貨
ただし、このメジャー通貨・マイナー通貨についての明確な定義はありません。
しかしながら、一般的には、メジャー通貨と呼ばれるのは、取引量の多い米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン、オーストラリアドル、カナダドルなどとされており、これ以外がマイナー通貨と呼ばれているようです。
マイナー通貨の注意点とは?
メジャー通貨は、24時間取引可能であり流動性も高いのですが、マイナー通貨の場合は、メジャー通貨に比べて流動性も低く、スプレッドが広い傾向があります。
また、突然、金融制度が変更されて取引が急激に減少したり、最悪の場合には取引できなくなることもありますので、注意が必要な通貨もあります。
エマージング通貨とは?
エマージング通貨というのは、マイナー通貨に属する中でも、特に経済成長著しい新興国や地域(エマージング・マーケット)の通貨のことをいいます。
このエマージング通貨には、新興国の中でも成長著しいBRICs※や、東南アジア・中南米・旧東欧諸国などの国の通貨が含まれます。
※ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)のことです。 |