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10月〜11月の外為市場の特徴について

10月の特徴は?

10月は、3か月の足がいよいよ年を超えるようになりますので、外為取引は徐々に縮小し始める時期といえます。

ただし、10月というのは、歴史的に見ると、金融マーケットでは劇的な事件がよく起こる月ということもいえそうです。

例えば、1987年に起きた世界的株価の暴落である「ブラック・マンデー」などがそうですが、アメリカ株式市場を統計的に見ても最も暴落することの多い月といえます。

なので、外為市場関係者は、警戒しながら企業の決算発表ニュースを眺めているようです。

とはいえ、外国人ディーラーは、警戒しつつも市場が落ち着いている時を見計らって、11月末のサンクス・ギビング(感謝祭)に帰国するかどうかとか、年末・年始をどこで過ごそうかなど、そういった話を始める時期でもあります。

11月の特徴は?

11月になりますと、外為ディーラーは利益確定売買の準備をする時期なので、月末のサンクス・ギビング(感謝祭)の頃には、ポジションをすべてクローズしてしまう人もいるようです。

サンクス・ギビングとは?

日本人が正月になると家族で集まるのと同じで、欧米人のサンクス・ギビング(感謝祭)というのは、家族で集まり、全米ひいては全欧米人が実家に向かって大移動をしますので、その経済効果も極めて大きなものになります。

ちなみに、欧米のこの時期の交通機関の込み具合は、日本の大型連休のそれとあまり変わらないようです。


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