為替はマクロで動くとは?
基本的には、為替レートはマクロ要因が影響を及ぼします。
といいますのも、為替レートというのは、二国間の国力バランスが反映されたものと考えることができ、相対的に国力の強い国の通貨が買われ、相対的に国力の弱い通貨が売られるからです。
例えば、米ドル/円の為替レートというのは、米国と日本の国力のバランスによって形成されてい
きます。
国力とは?
国力というのは、政治力や軍事力ということもありますが、経済指標という観点からすると、マクロ指標がどうなっているのかということになります。
そして、この為替レートに影響を与えるマクロ指標というのは、その時々の市場関係者が、何を材料にしたがっているのかによっても変わってきます。
例えば、1980年代は、経常収支が大きな材料になりました。
この時期は、日本はバブル経済を背景に大きな経済成長を遂げていて、日本は米国にどんどん輸出をすることで、経常収支の黒字額を膨らませていきました。
その結果、これが貿易不均衡であるとされ、日本の経常黒字が増大すると円が買われるという状況になったのです。
ちなみに、最近の外国為替市場では、日米の金利差や、米国の雇用統計などが材料視されるケースが多いようです。
このように、マーケットにはその時々のファッションがあるのですが、FXで儲けるためには、それに上手く乗ることが重要になります。
|