FXのスワップポイントと株式の配当金との違いは?
まず、FXのスワップポイントについては、ここでは金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売った場、すなわちスワップポイントを受け取れる場合を前提として比較してみます。
スワップポイントが株式の配当金と大きく異なる点として、毎日受け取れるということがあります。
株式の配当金というのは、企業が決算を迎えたところではじめて、その額というものが明らかになり、投資家は一定期間のうちにそれを受け取れることになります。
一方、スワップポイントは、株式の配当金のように、決まった時期に受け取れるというものではなく、ポジションを保有している限り、原則として毎日受け取ることができます。
例えば、1万米ドルあたりのスワップポイントが50円だとしたら、1万米ドルの買いポジションを保有している限り、毎日50円のスワップポイントを受け取ることができるのです。
ただし、スワップポイントは一定額ではありません。
なぜスワップポイントは一定額ではないのですか?
スワップポイントの額というのは、買った通貨と売った通貨の金利情勢次第で、日々変動しているからです。
なので、日米金利差が縮小すれば、スワップポイントの額は少なくなりますし、反対に日米金利差が拡大すれば、スワップポイントの額は多くなります。
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