資本収支とは?
資本収支というのは、日本と外国とのお金そのもののやり取りの差額を表しますが、大きく投資収支とその他資本収支に大別されます。
外国に預金をする場合など、日本から外国にお金が出て行くと収支はマイナスになり、外国からお金を借りるなど、外国から日本にお金が入ってくると収支はプラスとして計算されます。
預金をするとマイナスで、お金を借りるとプラスというのは、少々わかりにくいかもしれませんが、お金の出入りとして考えるとわかりやすいです。
例えば、銀行に預金をしても自分の資産が減るわけではありませんが、自分の財布からお金が出ていきますので、手元の収支はマイナスになります。
反対に、銀行からお金を借りれば、負債は増えても現金が入ってきますので、手元の収支はプラスとして計算されます。
日本の資本収支は?
日本の資本収支全体でみると、2004年度以外は赤字になっています。
しかしながら、赤字といってもこれは決して悪い意味ではなく、日本から投資というかたちでお金が出ていることを意味しています。
つまり、日本は貿易黒字を続けていますが、貿易で稼いだお金が投資に回っているということです。 |