| 流動性リスクとは?  取引量の少ない通貨の場合には、たとえ成行注文をしていても、なかなか約定しないことがありますが、これを流動性リスクといいます。
 この流動性リスクは、次のようなケースで生じます。
 
 ■マイナー通貨と呼ばれるもともと取引量の少ない通貨と取引する場合
 ■主要市場が祝日などで休みだった場合
 ■テロや災害、政変などによって、取引参加者が激減した場合
 
 また、ニューヨーク市場終了間際※1や、週の初めに市場がオープンしてまもなく※2は、取引量が少ないことも多いので、注意が必要です。
 
 ちなみに、2007年8月のサブプライムショックの時のように、多くの投資家が皆一斉に同じ方向へ動いた時には、急落(急騰)が起きて成行注文をしていても約定しなかったり、予想していた為替レートとかけ離れたレートで約定してしまうということも起こり得ます。
 
 ※1 日本時間の土曜日朝6時(冬時間)です。
 ※2 日本時間の月曜日朝5時(冬時間)です。
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