ヘッジファンドとはどのようなものですか?
ヘッジファンドの明確な定義というのはありませんが、小口投資家から広く公募によって資金を集める投資信託との比較で見ますと、一般的に、ヘッジファンドとは、1億円以上の大口の人数を限定した投資家から私募によって資金を集めるファンドということがいえそうです。
その大口の投資家とは主に、年金基金や退職金基金、銀行、投資顧問などの機関投資家などです。
安定運用のヘッジファンドもある?
ヘッジファンドには、ポンド危機やアジア通貨危機が引き起こしたように、ハイリスク・ハイリターンを目指した運用というイメージが強いですが、比較的安定的な運用を目指したものもあります。
ちなみに、投資信託は基本的に買いしか行いませんので、市場全体が下がっている時には投資家はみな損失を抱えますが、ヘッジファンドの場合には、空売りやデリバティブ商品を絡めて、市場全体では下がっている時であってもリターン獲得を目論んでいます。
通貨危機とは?
通貨危機というのは、為替レートの急激な変動によって、経済全体が大混乱になることをいいます。
最近有名な通貨危機として、1997年に発生したアジア通貨危機や、1998年に発生した世界的な通貨危機があります。 |