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外国為替市場は外国人が98%

外国為替取引高の順位は?

外国為替市場は、外国人がその98%を占めるという非常に偏りのある金融市場となっています。

BIS(Bank for International Settlements)による2007年の調査報告書によりますと、外国為替取引高の順位は次のようになっています。

■1位:ロンドン市場(34.1%)
■2位:ニューヨーク市場(16.6%)
■3位:スイス(6.1%)
■4位:東京市場(6.0%)

ちなみに、東京市場(6.0%)のシェアのうち、日本銀行の統計によりますと、およそ30%が日系銀行、およそ70%が外資系銀行となっていますから、外国為替市場全体に占める日本人が関わる取引というのは、1.8%(6%×30%)に過ぎないといえます。

インターバンク市場の外国為替市場への影響力は?

BISによる2007年の調査報告書によりますと、1998年のインターバンク市場のシェアは全体の64%でしたが、2007年には43%までシェアを落としています。

これに対して、ヘッジファンドを含むその他金融機関は、1998年には20%のシェアで、2007年には40%にまでシェアを伸ばしています。

つまり、外国為替市場全体に対するインターバンク市場の影響力というのは、かつてに比べると比較的小さくなり、現在ではヘッジファンドなどその他金融機関動向も大きな影響力を持っているといえます。


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