オーバーナイト取引とは?
オーバーナイト取引というのは、新規の取引を行って、その日のうちに決済せず、翌日以降までポジションを持ち越すこと、すなわちポジションをもったまま夜を越す取引のことをいいます。
FXでは、オーバーナイトすることにより、スワップ金利の受け払いが発生します。また、オーバーナイトとは逆に、ポジションを建てたその日のうちに解消する取引のことをデイトレード、あるいはイントラデイといいます。
なお、デイトレードの場合には、スワップ金利の受け払いは発生しません。
スワップ金利とは?
スワップ金利というのは、FX特有の呼び方で、「スワップポイント」とも呼ばれていますが、具体的には、外国為替市場で適用される異なる通貨間の取引によって受け取る、あるいは支払う金利のことをいいます。
高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売るということは、わかりやすくいうと、低金利の通貨を金利を支払って借りてくる一方、交換した高金利通貨を預けて運用するということと同じことを意味しています。
そのため、高金利通貨買い・低金利通貨売りをする投資家は、金利差を受け取り、反対に、高金利通貨売り・低金利通貨買いの投資家は、金利差を支払うことになるのです。
ただし、実際には、銀行から通貨を借りてきたり、運用したりする過程は省かれ、金利差のやりとりのみが行われるという外国為替市場の慣例がありますので、そこから個人投資家も金利差を受け取る・支払うというFXのスワップ金利が成立しています。
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