コスト面について
インターネットによる取引では、基本的に投資の判断は投資家本人が1人で行いますが、対面取引では、担当者が注文の取り次ぎだけでなく、取引に関するアドバイスをすることもあります。
なので、取引に不慣れな投資家にとっては、対面取引のほうが便利なケースもあると思われます。
しかしながら、インターネット取引では、注文が自動的に処理されますが、対面取引では、注文処理などに人手を介しますので、その分コストがかさむことになります。実際、対面取引の手数料というのは、インターネット取引よりも高く設定されています。
取引手法について
インターネット取引なら24時間、簡単に世界の為替相場に対応することができますが、対面取引では、夜中に出された注文については取り次がない業者もあります。
取引自体は、指値注文やストップロス注文を事前に入れておくことによって、夜中でも売買することはできますが、市場の急激な変化には対応しにくいので、少なくともデイトレードには不向きといえます。
ちなみに、対面取引を行うたいていのFX業者は、インターネット取引も併用できるようになっていますので、対面取引のみ扱っている業者は少数といえます。
よって、対面取引は、あくまでも補助的なものと考え、低コストで24時間フルに取引するにはインターネット取引が不可欠であるといえるでしょう。
|