値動きによる利益とスワップ金利を合わせた利益が課税される
株式投資の場合は、株価の変動から得られる利益については税務署に申告しますが、配当に対する税金は、通常、個人では源泉徴収されています。
また、値動きによる利益は、申告分離課税といって、給与などの他の所得とは別に、年20%が課せられることになっています。
一方、「くりっく365」以外のFX取引では、値動きによる利益とスワップ金利を合わせた利益を雑所得とみなし、他の所得と合わせて総合課税の対象となります。
ただし、FXで得た利益と、他の雑所得を合わせた雑所得の全額が、年間20万円以下の場合には申告する必要がない、すなわち実質無税となります。
なお、FXで損失を出したからといって、その分を他の所得から差し引いて課税額を減らすということはできませんので、注意してください。
株式投資とFXの税金の違いは?
株式投資とFXではどこが違うのかというと、一言でいうと税率が異なります。
つまり、株式投資などの分離課税では、税率が一律に決まっているのに対して、FXのような雑所得扱いでは、他の所得と合算した総所得が増えると、段階的に税率が上がっていくことになるからです。
ちなみに、上記の「くりっく365」では、申告分離課税が適用され、その税率は20%とされています。
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