外国為替取引でのチャート分析は?
外国為替取引は流動性が高いので、かなり緻密なトレードを行うことができます。
このとき重要なのがチャートポイントなのですが、例えば、1ドル=101円が、チャートポイントとして非常に重要であるとします。
このとき、1ドル=103円でドル買いのポジションを保有していたとすると、1ドル=101円まで円高が進めば、為替差損が発生していることになります。
当然、市場関係者の多くは、1ドル=101円がチャートポイントであると気が付いているはずなので、そこに達すると、さらにドル売り圧力が高まり、1ドル=100円、99円というように、円高ドル安が加速する可能性が高まります。
しかしながら、外国為替市場は流動性が高いですから、チャートポイントに達した時点で損切りを行うと同時に、ドル売りのポジションを新たに作って、円高ドル安の流れに乗って為替差益を狙うことも十分に可能です。
株式取引の場合は板がないと取引できませんので、ある意味、緻密なチャート分析には不向きであるといえるのですが、外国為替取引の場合は、緻密なチャート分析を行う意味があるといえます。 |