日足チャートについて
為替は24時間取引ですから、日足チャートについては、終値=オープニングの価格ということになります。
これは株式の場合ですと、前日の午後3時にきっちり取引が終了し、株価の終値も算出され、さらに翌日の午前9時には始値がきっちり算出されますので、非常に明確です。
しかし、為替レートは常に24時間、世界のどこかで取引されていますから、前日の終値が翌日の始値ということになるのです。
そのため、ローソク足を使って行う分析については、日足についていえば、非常に難しいといえます。
取引量を考慮したテクニカル指標について
外国為替取引は取引量を把握することが難しいですから、逆ウォッチ曲線のように、取引量を考慮して行うテクニカル分析には適さないといえます。
流動性とテクニカル指標について
外国為替市場は流動性がありますから、株式市場と比較すれば、値段が飛んだり、ストップ高やストップ安で取引が停止されたりするケースは稀です。
これは、外国為替取引のメリットといえます。
よって、理論に即したテクニカル分析が当てはめやすくなります。
流動性という点では、外国為替取引の場合は、デイトレードのような短期売買が非常にやりやすいという側面があります。
ちなみに、株式の場合は、流動性の観点からは、外国為替取引よりも超短期売買はやりにくいと思われます。 |