1年先の為替相場は予想できますか?
一般に為替相場の予想というのは、できても数か月先くらいまでで、れ以上になると、予想の精度がかなり低くなるといわれています。
なので、雑誌などでは、年初に今年の相場予想といった記事が掲載されたりしていますが、かなり適当なものと考えてよさそうです。
来年の予想が出る頃になると、おそらく「年央までドル高で後半にかけてはドル安」とか、「年前半はドル安で後半はそれまでの修正でドル高に」などと書いてあるはずです。
要するに、どうなるかよくわからないため、こうした「行って来い」の予想を立てざるを得ないというのが現状のようです。
よって、アメリカの政権が変わり、為替政策が大きく転換したというように、長期的に相場に大きな影響を及ぼすような出来事でもあれば別ですが、そうでない限りは、1年先の相場を見通すというのは、非常に困難であるといえます。
公示相場(レート)とは?
公示相場(レート)というのは、東京市場に参加している民間金融機関の対顧客取引の基準となるレート、仲値(TTMレート)のことをいいます。
9時55分頃のインターバンク市場の実勢レートに基づき各銀行が独自に決定します。 |