流動性が低いとどうなるのですか?
流動性の高いマーケットであれば、売買注文が常に成立するだけの市場参加者がいるといえます。
しかしながら、流動性の低いマーケットでは、自分が買いたい、または売りたいと思っても、その注文に応じることのできる市場参加者がいなければ、買うこともできない、売ることもできない状況に陥ってしまいます。
しかも、買いたいという注文に応じるだけの売り注文がないと、価格はどんどん上昇していってしまいます。
反対に、売りたいという注文に応じるだけの買い注文がないと、価格はどんどん下落していってしまいます。
このように、流動性が高いということは、マーケットの価格形成を安定させるうえでも非常に重要なことなのです。
通貨ペアごとの流動性は?
例えば、代表的な高金利通貨である英ポンド/円、豪ドル/円、ニュージーランド・ドル/円などのマイナー通貨ペアは、米ドル/円やユーロ/円といった通貨ペアと比較すると、流動性の面では劣ることになります。
なので、このようなマイナー通貨の価格変動は、米ドル・円やユーロ/円といった通貨ペアよりも大きくなる傾向があります。
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